建物だけじゃない!本当のローコスト住宅は土地選びでも決まる!

相鉄線

我が家は31坪で建物費用が1800万以下のローコスト住宅に分類される家だと思っています!

実際に戸建住宅を建てて、住んでみて判ったのは、

家にかかる費用は建物だけではない!

という事でした。

イニシャルコスト(建築費用)に目が行きがちですが、実はランニングコスト(維持費)が高いと思った以上にお金がかかる家があるのです!

私が考える本当に家を購入・維持するのに費用がかからないと思う土地の目線で見た「ローコスト住宅」の選び方をちょっと紹介しますね。

 

地域地区の用途はお金に関わってくる!

土地や家の情報に「地域地区」という項目があると思います。

ここはかなり重要で、建物の建築費用や、固定資産税に関わる情報でもあるのです!

防火地域・準防火地域は避けるのがベスト!

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地域指定に関するイメージ図

  • A: 防火地域        町の中心部、主として商業地域に指定されることが多い。
  • B: 準防火地域        防火地域をとりまき、比較的防火上重要な地域が指定。
  • C: 法22条指定区域   都市計画区域内外にわたり準防火地域を囲むように指定。

 

火災が発生した場合に周辺へ延焼しないように「都市計画法」によって定められているのが、「防火地域」と「準防火地域」です。

駅の近くなど住宅密集地で指定されている場合が多く、その地域で家を建てる場合は主要構造部(壁・柱・はり・屋根・窓・階段など)を耐火構造にする必要があります。

耐火構造にするには注文住宅であれば建物費用が30万~100万程高額になる可能性があるので、なるべく建築費用を抑えたい場合は、この地域を避けるのが良いと思います。

建売だったら注文住宅ではないし、関係ないと思わないでくださいね。防火仕様の建材を使用している分、他の建材のグレードは低くなっている場合が多いです。特にサッシは樹脂アルミ複合ではなくアルミサッシだったり、Low-Eガラスでなかったりする場合がありますよ!

市街化調整区域の土地なら年間3~5万はお得!

災害の発生のおそれがある土地や優良な農地として保存すべき土地など、原則として市街化を抑制すべき区域の事を「市街化調整区域」に指定され、住宅を建てるには行政に開発許可が必要だったり、インフラ整備が遅れているなどの理由から避けられる場合が多いのですが、実は良い部分があったりします!

 

それは毎年支払う必要がある固定資産税が安くなるということ!

 

以前ブログでも取り上げているのでそちらを参照頂きたいのですが、土地評価額が低く、都市計画税もかからないので、固定資産税が安くなるのです。

 

【戸建て購入者必見!?】実は市街化調整区域がお得な理由
土地探しをしていた最中に気分転換に友人とバイクでツーリングに出かけました。その時の写真です。赤い方が相太のバイクですが、完全ドノーマルです。家が建て終わってからボチボチいじる予定。さて、その時一緒に行った友人が実家に2世帯住宅をつい最近建て

 

ちなみに我が家は駅から徒歩5分で約45坪の土地ですが。。。

 

土地の固定資産税は3万円以下です!

 

都市計画税もかかる市街化区域ではありえない安さです。

この金額がどれ位安いかは今度比較の記事を書こうと思ってます!

駅から平坦で1キロ以上離れたバス通り近くの土地を選ぶ

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サラリーマンやOLなど、交通費が支給される職業の方向けですが、駅から1キロ以上離れた平坦でバス通りに近い土地がお勧めです!

1キロだと徒歩12~13分程度。歩けない距離ではないですよね。

何が言いたいかは・・・。もうお分かりになりますよね?(笑)

ただし、自己責任ですよ~!!

土地の方角と近隣の建物で電気代が変わる!

家族が一番集まる場所であるリビングが南向きで冬の太陽光を入れられる土地をお勧めします!

え?当たり前だって??明るいリビングにしたいから普通南向きでしょ?

って言いたくなるのも判りますが、今回言いたいのは、

「南側のリビングだと冬に日光が入り暖房光熱費が抑えられる!」

ってことなんです!

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太陽の光って夏は高く、冬は低い所から家に入ってくるのは想像がつきますよね?

太陽の高度は夏と冬で2倍近く違うのですが、冬の太陽光は低い場所から室内に入るので、夏よりも光が多く入ってくるんです。その太陽光がしっかり部屋に入れば部屋が暖かくなるんです!

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我が家は南側がリビングで南側に勝手口、掃き出し窓、滑り出し窓と3枚の窓があり、朝は氷点下3度とかの外気温でも日中スッキリと晴れればその窓からリビングに光が入り、日中の外気温が10℃程度でもリビングの温度は18℃くらいまで上がります。

そのおかげで日中はエアコンを入れなくてもどうにか過ごすことも可能です。そうなれば光熱費を抑えることが出来るんです。

マンションなどでは毎月数千円も電気代が変わる家もあるそうです!

リビングが北側だったりすると日中でも日光で部屋が温まる事はないでしょう。

家は庇(ひさし)を付ける事をオススメします!

ちなみに家の形状によってランニングコストを抑える事も可能です。冬は南側に太陽光が入りやすくなる為に部屋が暖かくなるのですが、夏は逆に太陽光を遮りたいですよね!

そんな時にあると便利なのは庇(ひさし)です。

先程紹介したのイラストでも載っているのですが、家に庇を付けると夏の強い太陽光を防ぐことが可能で、部屋の温度上昇を抑えられますよ!

実際に我が家では1階の南側の窓の上はバルコニーがある為、夏場では直接日差しが入る事はあまりないです。

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上記はトゥルーライフホームの施工例ですが、私の理想的な例です!

2階の庇があり、南側にバルコニーが1階の庇になっている。(もっとバルコニーを外側に出して、1階の庇になってくれるのが理想ですが)

最近の家はスタイリッシュに見せる為と建築費用を抑えるために庇が無い家が多いのですが、庇をつけた家の方が冷房の効きが全然違いますよ!

プロパンガスの家は避ける

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駅周辺や、大手不動産会社が開発した地域では都市ガスが整備されていますが、ちょっと駅から離れたり、古い街ではプロパンガス(LPガス)を使用した家が建てられています。

ちょっと調べればわかるのですが、都市ガスとプロパンガスでは1ヵ月のガス代が2倍近くプロパンの方が高いのです!

冬のガス代はプロパンでは1万を軽く超えてきますから注意です。

私が都市ガスが整備されていない地域で家を建てるなら、オール電化にしちゃいますね。

プロパンガスについてはアコルデ先輩のまっしんさんが最近ブログでも気になる記事を上げているので、ご参考にされると良いと思います!

業者都合に合わせてコストダウン:ガス編
コストダウンシリーズの続きです。前回は、家の角を考慮してコストダウンする方法のお話でした。家の角でコストダウン - コストダウンコストダウンシリーズの続きです。前回は、屋根の形状でコストダウンを考えるお話を書いてみました。この中で、屋根の掛け方によって、外壁の面積が大きく変わりコストにも影響することに触れましたが、今回...

毎月の出費が1万円以上抑えられる可能性が高いです!

  • 「南側のリビング」
  • 「家に庇」
  • 「都市ガスもしくはオール電化」
  • 「駅から1キロ以上離れた土地」

上記条件が合った場合、おそらく毎月1万~1万5千円以上出費を抑えることが出来ると思います。仮に1ヵ月1万5千円の出費を抑えられた場合、下記の金額が浮くことになるんです。

1ヵ月 1万5千円

1年  18万円

10年  180万円

30年  540万円

もし市街化調整区域で固定資産税を抑えることが出来たら、近くの市街化地域の家より年間で3万安くなったとして、30年で30万。土地選びだけで合計570万円も浮く可能性があります。

そんなにお金が浮くと、なんと家の補修費を賄える可能性も秘めています!

約35年の家の補修費は平均556万円らしいのです。

アットホーム(株)「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」の結果より引用)

土地選びは住んだ後のランニングコストに影響しますので、よく考えて選ばれることをお勧めします!

コメント

  1. リンクでのご紹介をありがとうございます!
    徒歩5分で約45坪の条件で、その固定資産税の安さは驚愕ですね!数十年単位だと本当に大きな差になりますね。

    日中の太陽光で部屋が暖かくなることのありがたみは我が家でも実感しますので、とても共感します。

    まさに我が家の掃き出し窓には庇がないタイプです!
    庇を出すことも考えましたが、やはり仕分け対象となりました(笑)。庇は、日当たりだけでなく、ちょっとした雨でも窓を少し空けられるメリットもありますよね。

    • 相太 より:

      まっしんはやぶささん
      固定資産税は土地購入前からトゥルーライフの店長様が事前に調べて教えてくれていたので
      安いと判ったうえで契約しました!
      庇を付けると増額だったと思うので、仕分け対象になりやすいですよね(笑)
      でも後から付けておけばよかったリストに上がりやすいのも庇なような気がしてます。汗

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