【施工不良発覚!】その後の対応で判る良い工務店とは?

アコルデ

我が家も内装がかなり進み、足場は外れ、クロスも張り終えた頃です。毎週末の内覧で、2階のとある箇所で「あれ??」なんとなく違和感を感じました。

外観上では判るようでほとんど判らない部分。もう一度図面と比較してみてみたところ・・・。

 

「あ、ちょっと設計と違う・・・。」

 

と気が付いたのでした。今回は設計と異なる個所を見つけた際の出来事を紹介します!

施工不良は欠陥住宅なのか!

初めに言っておきます。

 

家を建設する際に発覚する施工ミスに関しては、どの会社に依頼しても少なからず発生すると思った方が良いです!

 

ちなみに相太の兄も注文住宅で家を建てましたが、やはり設計とは異なる施工があったそうです。

まず、施主側はいきなり建設業者に一方的に責めることはしない方が良いと思います。建設業者がキチンと対応するのであれば、粛々と対応してもらいましょう。

業者が対応する気がなくなると紛争処理をするしかなく、結果的に時間とお金ばかりかかってしまい、逆に施主側が損する場合もあるからです。

 

施主は施工ミスを発見してすぐに欠陥住宅だ~とわめくような事はしないほうが良いですよ!

 

私も業種は異なりますが、とある機器の設置、配線処理の現場代理人を10年以上経験した私の感想から言えば、どんなにベテランな職人さんでも、施工ミスする時はあるのです!

仕様書を勘違いして認識して作業してしまったり、理由はちょっとしたことだったりするのです。勿論ミスの部分の指摘は必要ですが、職人さん達も人ですからミスを沢山責めると気分が悪くなります。そうなると今後の工事に対する取り組む姿勢に影響がある場合が多いです。

 

誰もがそうですが、気分よく作業する方が絶対能率的です!高圧的に抑え込んだ指示の下では良い物はできません!

 

家作りは沢山の人が関わります。誰もが家の詳細な仕様を理解している訳ではないという事を理解していたほうが良いです。

 

ただし、悪意を持った意図的な仕様変更や施工不良をあえて誤魔化したりするような場合はしっかり対応が必要です!これは許すことはできませんからね!

施工不良を発見した第一印象はどうだったか?

今回施工が設計と異なるところがあるのが判りましたが、正確な場所は公表するつもりはありません。対象箇所は治さなくても家の性能自体に影響はなく、そのまま住むことも可能です。大きな問題とは言えない所でした。

 

まず最初に思ったのは・・・。

現場監督S木さん、対応が大変だろうな・・・。

という事が浮かんできました。

 

普通施工ミスを発覚すると、ふざけるなー!と負の感情が込み上げてくるものですが、自分の場合はそれがなかったです。

 

何故なら・・・。

S木さんとは家を建てている最中に沢山お話して、人柄、いざという時の対応力などが素晴らしく、何度も私達の家作りに手助け頂いており、けして私達が不快に思うような対応はされないと判っていたので不安が無かったんです!

 

施工状況を報告してみた。

S木さんに電話にて、私が発見した施工箇所を報告しました。

S木さんは現地で確認して折り返し電話をしますというお話をされ、その日のうちに電話がかかってきました。

 

「相太さんがおっしゃる通り、あの部分は設計と異なっていました。気が付かずに大変申し訳ありません。今後の対応に関してなのですが、実は正直に言うと今の時点から修正を行うと大掛かりになりまして、足場の組直し、クロスの張り替えなど必要になり時間もかかります。相太さん達が一番納得される方法で対応したいと考えていまして、一つは設計通りに修正を行う。もう一つは施工箇所をそのままにさせて頂く代わりに相太さん達が設置したいとおっしゃっていた物をこちらで準備するなども検討しています。まだ確定事項ではございませんが、ご一報させて頂きました。」

 

この報告を頂いて、まずは私達も一安心。

 

私達もS木さんがご提案頂いた、第二の案で施工不良対象の個所が現状のままの場合でも納得して今後生活できるかを現地で確認し、1時間以上鉄子と話し合った結果、現状のままでも大丈夫そうかなと判断しました。設計通りに修正頂くのでも良いし、どちらでも良いつもりでした。

 

そして次の日に再び電話にて下記の報告をして頂きました。

 

「色々と検討させて頂いた結果、対象の個所を設計通りに修正させて頂きたいと思います。やはり一生住まわれる家なので当初の設計通りにさせて頂く方が相太さん、鉄子さんにとっても良いかと思いました。」

 

上記のお話を聞いて、相太的には十分納得して、修正をお願いすることを了承致しました。

 

相太が考える理想のトラブル対応方法とは?

私としては人が物を作る以上、設計と異なる施工をすることを完全に0にすることは難しいと思っています。

 

本当に大切なのは、想定外の事が発生した時の対処方法です!

 

今回現場監督のS木さんは相太が前から思っていた施工不良時の最善の方法以上を対応頂いたと思っています。

 

【相太が考える施工不良時の最善の対応方法】

  1. 施工不良発覚後、すぐに対象箇所を確認する。
  2. 施工不良を潔く認める。
  3. 現状の報告及び今後の方針をすぐに相手に伝える。
  4. 施工不良の対応方法を複数パターン提案する。
  5. 不良個所の対策に時間をかけない。

施工不良を発覚した時は施主は不安な訳です。なるべく早く確認して頂き、対応策を検討してもらい、修正まで時間をかけない事です。

対応に時間がかかると不信感が産まれますし、言い訳ばかりするような人も信用できません。時間をかけずに、ミスを認めない営業トークなどせず、素直に謝って頂けるとこちらも声を荒げる事もなく冷静に会話できるのです。

S木さんの対応は安心できるものだった

今回良かったのは、S木さんの対応が早く、報告もすぐにして頂き、しかも対応案を複数用意してくれたのは本当共感が持てました!

トラブル時にダメな対応というのは、下記のような業者です。

  • 報告が遅い。
  • トラブル発生後にすぐに現地に来ない。
  • 対応案が出てこない。
  • 少額の謝礼金を支払って幕引きをしようとする。

私は自分の家作りで最低だと思うトラブル対応をしてきた業者がいました。土地の売主側の担当不動産屋です。上記の対応を全て行ってくるようなところで不動産関係で大手の会社でしたが、私の印象は最悪でした。

まぁ、開き直って逆ギレしてくる業者よりかはマシですけど・・・。

その会社には今後一切関わりたくない!というのが本音です。

 

 

トラブル時の対応で本当に良いハウスメーカー・工務店なのかが判る!

相太が思う良いハウスメーカー・工務店とは・・・。

 

想定外事象にしっかり対応し、誠実であること!

 

一番の理想は、施工ミスがゼロで設計通りの施工をする会社ですが、大手HMだろうが、有名工務店だろうが、施工ミスをゼロにすることはかなり難しいと思います。どんなに施工ミスを減らすような仕組みを組まれていても、実際に施工するのは大工さんだったり専門の職人さんだったりするので、建築を依頼した会社ではないからです。

それよりも施工ミス発覚後にしっかり対応してくれるところが一番大切です!

 

以前話題となった欠陥住宅が多い?秀光ビルドの実際のハナシ。

 

第三者住宅検査をおこなっているカノムさんのブログは私もよく読んでいて結構出てくる話なのですが、欠陥住宅が発覚しても施工会社が開き直って対応せず、裁判沙汰になるケースもあります。

少し前に話題になった欠陥住宅だらけの「秀光ビルド」と週刊文春に掲載された件、殆どの人達は秀光ビルドが悪で、最悪の会社と捉えられる人が多かったと思います。

でも第三者住宅検査を扱うカノムさんの印象は世間とは異なっていました。一部抜粋して紹介させて頂きました。

 

秀光ビルド 欠陥続出

あの会社の今

 

愛知県でも秀光ビルドの勢いはすごい。
何件か検査に入ってますが、ひどい現場もあれば、きちんとした現場もある。
品質のばらつきは確かに大きい。しかし、この手の問題はこの会社に限ったことではない。

秀光ビルドはミスを犯しても、その後の対応はきちんとする。
秀光ビルドを後追いしているA社やB社。少し前に大きくなったC社などは
瑕疵を指摘しても対応は悪し、幹部社員の態度も最悪。それらに比べれば、まじめな会社だと思う。

 

私が見た現場だけしか分からないが、
ここ最近の秀光ビルドの現場品質は、非常に良い印象がある。

週刊文春に記事を書かれ、これ以上評判を落とさないように
社員や職人が努力しているためだと思う。

 

実はカノムさんの印象としては世間で言われるほど秀光ビルドは悪くないとの事。もっと対応が駄目な会社はいくらでもあるとの事です!

アコルデさんは真面目な会社で本当良かった!

大手HMとは異なり、年間30棟以下を扱う工務店さんは実際に家を建てた人の意見を見れる情報源が圧倒的に少なくなります。そんな中でも施主は数千万円もする家をお願いする会社を決めないといけません。

私達がお願いしているアコルデさんは会社の規模から考えると施主ブログの数は多いです!どのブログでも施主からの印象は良かったのでアコルデさんに決めましたが、正直ローコスト住宅に含まれるような低金額で施工をお願いしている。

 

実際の施工は”安かろう悪かろう”でなないだろうか・・・。

 

そんな不安も最初は全くなかったわけではありません。

今回施工不良が発覚し、実際に修正対応を行って頂いて判ったのは、アコルデさんはしっかり対応してくれるということです。

ハウスメーカーなどと違い、少数精鋭のスタッフだからこそかもしれませんが、対処の決断も1日で決定していたので早かったと思います。

修正には多くの時間も手間も経費もかかったと思いますが、当初予定した引渡し日に遅れることなく対応して頂きました。

 

今回の事があっても私達がアコルデさんにお願いしたことは大正解だったと思っています!

 

施主側も、家作りに何が大切なのかをよく考えて建築業者を選んだほうが良いですよ!

コメント

  1. すごく共感します。
    アコルデブログの先輩、もきち師匠も同じようなことをおっしゃっていましたので、私も同じような考え方を早期に持つことが出来ました。

    完成品を買うわけではないので、お互いに歩み寄りながら解決方法を探ることができる信頼関係が築けると双方に結局メリットがあると思います。
    それにしてもSさんは、複数のブログでしっかり人物像が固まってきているので、相当なプレッシャーもありそうですね(笑)

    ちなみに、秀光ビルドの記事は残念でしたが、なんとなく応援したい会社だと思っています。
    私たちはそばにアコルデがいらっしゃいましたが、幅広い人に家づくりの楽しさを味わえる選択肢が広がるのは良いことですよね。

    • 相太 より:

      まっしんはやぶささん
      この事をブログに載せるか正直迷いましたが、この事があった事で逆にアコルデさん
      の信用度が増したのも事実なんです。
      S木さんの対応力の良さは素晴らしいのですが、これを読んでなんでも対応してくれるのが
      当たり前という誤解を生まないかちょっと心配でもあります 汗

      私も秀光ビルドに関して悪い印象は無いです。報道に踊らされず、
      自分の目で確かめる方が大切だと思いますね。
      もし私が今の時点で家を建てるなら、今だからこそ
      秀光ビルドを選択肢に入れると思います。

  2. yome-03 より:

    はじめまして。突然のコメント失礼いたします。私はアメブロで『海とハンバーグ』というブログを書いているyome-03です。

    今回の相太さんの記事にとっても共感しましたので、それをどうしても伝えたくなりました!私も人間はミスをするものだと思っています。私の場合は医療職ですが、「患者さんのために」「命を守るために」と一生懸命やっていても、ちょっとしたスタッフ間のずれや自分自身の思い込みなどでミスに繋がることがあります。(もちろん、命に関わることですから、ミスがあったときは同じミスを繰り返さないように病棟内、病院内、組織内できちんとふりかえりと対応策を考え出します)

    その様な経験をしているからか、家作りにおいての小さなトラブル(我が家は電気関係で図面と違うことに私が気づきました)も穏便に話を進めました。私自身がちょっと小心者なのかもしれませんが、せっかくの家作り、嫌な思い出をあえて増やしたくないのもありますね(笑)

    このブログ、相太さんの人柄が出ていてとても素敵です。ついついコメントしてしまいました。
    またお邪魔させてくださいね♪

    • 相太 より:

      yome-03さん
      はじめまして!コメントありがとうございます!
      ここ数年ははネットなどで業者や店の人を土下座させたりする
      ”炎上”が問題になっていますが、客が偉いという考え方は私はキライです。
      お金を払っているのでできる限り予定通りの仕事はしてほしいですが、
      もしミスをしても原状復帰で対策をしっかりしてもらえるのであれば良いと思うのです。
      売り手も買い手も最終的にお互いありがとうと言える関係が一番良いと思います。

      医療関係はミスできないお仕事とは思うのですが、人が行うことであれば100%ってないですよね・・・。
      ミスが無く完璧に近づけるように日々努力されていらっしゃると思っています。

      yome-03さんも小さなトラブルを見つけたという事で私と同じかと思うのですが、家の仕様って
      毎日のように図面を見ている施主が詳しいのが当たり前だと思うんです。
      (勿論専門的な箇所はプロじゃないと判らないですけど)
      そうなると施主が不良を先に見つける可能性って結構多いのではないのかなと思っちゃいます。

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