【曖昧すぎる境界】道路の境界ブロックを市に設置してもらう。

土地

さて、建物は足場も外れそうで家作りも後半戦に入ってきました!

そんな中で裏でずっと調整してきたのが道路と土地の境界部分の処理です。購入した土地は綺麗な分譲地ではなく、市街化調整区域でおそらく最初は道路も舗装されてなかった箇所かもしれない所です。その為境界線が明確でなく、私達が土地を購入する意思を伝えてから売主様が不動産屋に依頼して測量をし直し、境界を新たに設置してから引き渡す方法が取られました。

いざ境界を確認すると、古屋の外構が境界通りに敷設されていない事が判ったのでした(^_^;)

敷地内に道路のU字溝が設置されている!!

私達の前の道路は下り坂になっていて、坂の上部では側溝がありません。その為雨が降った時に雨水がうちの敷地内入ってくる可能性が十分ありました。

念の為近所の人に話を聞くと、周辺では昔は大雨の時に雨水が溜まってしまったことがあったらしいです。でも下水道の整備で最近では無くなったとの事。

私達の家周辺は水が溜まりやすい土地なのは判りました。やはり敷地内に雨水を入れない対策をすべきだなと考えます。

 

私達の土地の前の道路は公道なので市の管理する道です。その道路から流れてくる水を受け止めるためのU字溝は本来道路部分で処理するべきだとおもうのですが、ここは私達の敷地内にU字溝があり、それが敷地を超えて道路に入り込んでいる状態でした汗

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赤い糸が境界に沿って水糸を貼ったものです。手前にあるU字溝は上に向かって途中で無くなっているように見えますが、実は埋まっているだけで上の部分も全部U字溝が入っています。境界部分があいまいだった為、U字溝は前の地主さんが設置したのか、市の方で設置したのか全く分かりません・・・。

境界の処理があいまいなので外構屋さんもお手上げです・・・。

私達は外構をアコルデ施主大先輩のまっしんはやぶささんが依頼したアスカさんにお願いすることになりました!

もはやアコルデで家を建てる人の半数以上がアスカさんに外構を依頼するという事になっているそうで、アスカさんも結構先まで工事予定が決まっているような大人気な状態でした!

勿論私達も色んな外構屋さんに見積もりなどもお願いしましたが、私達の土地は境界線部分が複雑なので、アコルデさんと関係の深い外構屋さんにお願いしたかったのが理由の一つでもあります。その辺の話は追々するとして・・・。

アスカのS野さんが現地調査に来て頂いたときにアドバイス頂いたのが、境界部分。

 

S野さん「この土地は境界部分がU字溝など入り込んでいて道路と相太さん達の土地との境の部分の処理をどうするか決めないといけないですね。ちなみに、道路との境界部分の処理を相太さん達が行うと10万円位かかります。」

S野さん「私達が今の道路に合わせて外構部分を工事したら、道路に越境した部分を工事することになってしまう。私達は市の許可なしでは道路側に工事できませんので、一度境界部分の処理をどうするか市と会話して、決まったら連絡ください!」

 

10万円近くかかるのか・・・。いや、まてよ?

 

そもそも道路の排水処理はちゃんと道路の所有者に行ってほしい!

 

そう思い始めました。

市か県の道路を管轄している個所に問い合わせて道路から流れてくる雨水を私達の敷地に入らないようにU字溝やグレーチングを設置してくれないのかな・・・。

アコルデ営業M野さんが市の土木事務所に確認してくださいました!

アコルデさんとの打ち合わせの中で、土地の境界の話となり、営業のM野さんに今回の境界部分の道路の排水処理について相談したところ、市の土木事務所に連絡して確認してくれることになりました!

 

※ちなみに、アコルデさんは建物の施工を受け持っているのですが、基本外構は関係ありません。本来であればM野さんは断ってもいい内容ですが、M野さんは私達が困っていたことを真摯に受け取って頂き、土木事務所にホント何度も問い合わせや調整をして頂きました!

土木事務所との現地打ち合わせは合計2回あったのですが、最初の1回目は相太が都合が悪く、鉄子が現地に行きましたが、境界部分を調べていたのは相太。鉄子が内容が今一つ分からない中で苦労しながら現地調査の対応していたら、来て頂けると言っていなかったM野さんが後から来て頂きました!

そういう行動は施主側としては嬉しかったです!

 

実はM野さん、この件は上司の方から範疇外なので対応しなくていいと言われてたらしいです(汗) 後からアコルデの上司の方から聞いちゃいました・・・。

 

私達にとっては本当助かりました!ありがとうございました!

 

 

土木事務所への調整状況について

アコルデM野さんから連絡を受けた土木事務所の担当者さんは、道路を現地確認して頂ける事になり、境界部分の排水設備を対応可能か確認頂ける事になりました!

今までのM野さんが交渉して頂いた内容としては、排水設備の設置は市のほうでおそらくなにかしら行えそうとの事。ただし、市の予算は毎年決まっていて、予算取りが難しい。こちらの対応に予算をさけるか判らないし、すぐに対応できず来年になりそうとの事。

そのうえ、現地調査の結果で連絡が来たのは・・・。

 

「現地調査を終え、結果報告という形で、現況のU字溝は相太さんの所有物であると確認できました。これは撤去してください。」

 

え?現状のU字溝は私達の所有物ってどうやって判るのか??そもそも境界線が不明確な箇所なんだから正確な事判らないでしょうか。

たとえU字溝は前の地主さんが設置したとしても、そもそも道路側で排水処理が完結していないのが問題なのではないですか?

 

ちょっと怒りが込み上げてきましたが、ここはぐっと我慢です。相太が日々思っている交渉の基本は「冷静で熱くならない事」です。

相手にまかせっきりでは相手に都合よく処理されてしまうので、こちらとしての希望をしっかり持っておく必要があると考えました。

 

道路の雨水処理方法を学びに近所を散策!

土木事務所へ依頼をかけるにしても前もって情報収集は必要です。

早速近所の道路をスクーターで見学。傾斜地での道路と境界の処理をどうしているのか実物を探しに行きました!

 

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こちらの家は、道路からの雨水が駐車場に入り込まないようにグレーチングがしてあります。うちも駐車場を設置するのでこれは非常に参考になりました。

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この家では道路との境界にブロックが設置されています。

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段差は5cm。バイクや自転車等を乗り上げるのにはちょっと大きい段差かな。歩道用では3cm以下というのもあるらしいです。

 

相太達の境界の排水処理希望について

私達で色々調べた結果、M野さん経由で私達の希望である下記を伝えてもらいました。

  • 道路の境界排水処理は家が完成し、外構工事を行う前に行ってほしい。外構を行わないと敷地内の土が道路へ流れ出る可能性もあり、生活にも支障が出る。
  • 境界線に沿って道路に側溝(U字溝)を設置してほしい。
  • 部分的にグレーチングを設置してほしい。

その結果、敷地に沿って側溝は予算の都合上無理との事。グレーチングも同様に不可能。できるのは境界に沿って5cmの境界ブロックを設置することでした。5cm以下の段差の境界ブロックは人が通るところにしか設置できず、私達のように駐車場にする場合は無理との事でした。

 

また、施工時期については家が完成する時には境界ブロックを設置してくれることになりました!助かった~!!

 

後日に土木事務所の担当者さんと最終的に現地で処理方法の確認を行わせて頂きましたが、既存のU字溝については撤去に3万以上かかりそうで、それは相太さんが負担してほしいとの事。

土木事務所の方には「これってどうみても道路の雨水の為に設置されたU字溝ですよね?それなのに私が撤去っておかしくないですか?」とチクリと伝えると担当者さんもダンマリ・・・。

 

土木事務所の方もお仕事です。色々な市民の要望をすべて受け入れると資金がいくらあっても足りません。まずは断らないといけない部分はあるのでしょう。

 

既存のU字溝撤去については、私達で処理するというのを渋々了承しました。引くところは引かないと、せっかく進んでいる話がこじれるのは避けたい訳です。

 

U字溝の撤去はS木さんのフォローを沢山もらう(笑)

既存のU字溝を撤去しなくてはなりません。U字溝を掘り起こす必要があります。シャベルを持参して掘り起こそうとしていたのですが、周辺は砂利が敷かれていて、シャベルが入りにくい・・・。U字溝はびくともしません。

ちんたら作業していたら家の作業で現地に来ていた現場監督S木さんが重量埋没物の撤去方法を教えて頂けました!

「こういう重量物を動かすには、長い木材を使ってテコの原理で動かすんですよ!」

U字溝の横に30cm位の穴を掘っていたのですが、そこにS木さんが家の廃材である3寸の木材をはめて、U字溝を押してみる。そうするとグラグラと動き出し、U字溝が出てきました~!!

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また、末端のU字溝には塩ビ管が繋がっているので、それを小さなハンドソーを使って塩ビ管を切断しようとしていたら、現場監督S木さんがまたまた見かねて手助けして頂けました(爆)

 

S木さん「相太さん、そんなのじゃ塩ビ管カットは時間かかってしようがないですよ!ディスクグラインダー貸すからこれでカットしようよ!」

 

 

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やっぱ早いです!借りといてホント良かった・・・。ちなみに本来は半袖でやっちゃダメです。カスが飛んできて手に当たります汗

 

一応言っておきますが、本来であれば職人さんなどから工具を借りるのはNGです。職人さん達は工具を使って仕事している訳で、商売道具なんです。私もバイク関係で工具を沢山使いますが、困るのが工具の貸し借りで紛失する事が結構あるのと、いざ使いたいときに貸していて手元にないとホント困るからです。

現場監督S木さんとは現地で色々なお話をして頂き、私の事も信用して頂いた上で貸して頂いただけなので、借りれるのが当たり前と勘違いしないでくださいね。

結局その後ですが、外構を一部自分で行う為にディスクグラインダーは購入しました。やっぱりあると便利です!

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ゴロゴロ出てきたU字溝の残骸。これは家の配管工事を行ってくれる方が敷地内に埋めてくれることになりました(笑) もちろんゴミなので本来廃棄すべきですが、私達の土地は地盤改良でコンクリートの柱が何十本も埋まってます。将来撤去する時があれば一緒に撤去する方が費用がかからないですから今回は埋めちゃいます。

 

私達の家作りって今思い返すとアコルデさんからの善意での沢山の協力のもとに成り立っているんですよね。。。

 

アコルデさんにお願いして本当よかった~

 

境界線通りに道路の処理が完了です!!

色々大変だった道路の境界部分も、しっかり境界線に沿ってブロックを設置してもらえました!これで外構屋さんに工事の依頼ができます。

不満もちょっとありましたが、土木事務所の方も何だかんだ言っても私達の要望に適った対応して頂いたので感謝しています!ありがとうございました。

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境界部分の処理はこちらで負担する必要が無くなったので10万円浮きました~☆

 

コメント

  1. U字溝、自分で良く外せましたね〜。すごすぎ!

    アスカさん!いつも爽やかなS野さんが懐かしいです♪
    S木さんのナイスフォローも目に浮かびます(^^)
    それにしても、境界線でこんな大変なこともあるんですね。
    近所のパワービルダー建売で、境界線にブロックや側溝がなく大丈夫なのだろうかと気になっているところがあるんですが、業者さんと市の調整力(計画性?)次第なのかな。

    • 相太 より:

      まっしんはやぶささん
      U字溝は結構すんなり外せたんですけど、S木さんから外し方教えて
      もらえなかったらもっと苦労してたと思います!
      道路の管理を行う市と、家との兼ね合いは本来どうやって行っているのでしょうかね?
      私もアスカさんから言われなければ、市と調整するという発想が無かったと思います・・・。汗
      結果的には私達はうまく行って良かったです!

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