注文住宅は必ず失敗する。失敗しない秘訣は2度家を建てるしかない!

私達が注文住宅を実際に建てて判ったのは、「家は3回建てないと満足できない」と言われていますが、最低でも2回は家を建てないと満足できないということを実感したのでした。

家を建てる時に沢山の時間をかけておそらく100回以上間取りや仕様を確認したにも関わらず、我が家も例外なく失敗した所が何か所もあります・・・。

なぜ家作りには失敗が付き物なんでしょうね?

私達は家を建てて3年経ちましたが、経験を元に失敗しない秘訣を考えてみました。

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施主の自由設計は失敗が伴います

注文住宅では施主家族に合わせた家作りとなります。

昨今の家作りは大工さんが木材からカットして作るのではなくて、柱などの構造体も事前に工場でカットしてくる為、ほぼ既製品の物を組み立てていく大きなプラモデルのようなものです。

家に使用する材料は建材メーカーが開発した既製品を使用しますが、間取りは自由ですし、キッチンの高さ、トイレの手洗いの場所、階段の形状、どれも沢山のパターンがある中で決めていくことになるので、何千、何万、下手したら億単位の組み合わせの中から決めなくてはなりません。

建築を依頼する私達施主側は経験が無い全くの素人ですよね。

どんなに勉強したととしても社会人で言えば新人レベル。冷静に考えればわかる事なのですが・・・。

施主が主体ではまともな家はできません!

 

施主が思い通りに好き勝手選ぶと、まとまりのない中途半端な家が完成するんですよ。なんでそんなことが言えるかというと私達の家が中途半端だと思うからです(笑)

私達が建設をお願いした工務店のアコルデさんはローコストながらも高気密高断熱仕様や漆喰の壁もできたりととても自由度が高いのが特徴なのですが、どちらかというと私達施主の意見を積極的に取り入れてくれる方針です。

その為、私達の希望があるとそれを採用してくれるのですが、その希望した内容の善し悪しも施主にかかってくるんです。

我が家は採光がよく、4方向から風が通る間取りを意識したのですが、断熱の意識が薄かったので窓を多く配置しすぎました。

自分の家で生活を始めると、自分が家にたいして不満が出る箇所がハッキリして来るんです。私達がざっくり不満な個所を述べるとしたらこんな感じ。

  • 窓を多く配置しても夏は思ったより温度が下がらない。
  • 複層サッシ(サーモスⅡ)にも関わらず冬の窓の表面温度が10℃前後とかなり低い。
  • 冬はエアコンを切った後に温度が下がるのが早い(断熱性能が低い)
  • 家の中に虫がよく入る
  • 判ってたつもりだけど外観がダサい
  • キッチンカウンターの天板やPCスペースの天板がプリント合板でダサい
  • WIC内の通路スペースはデッドスペース
  • 階段付小屋裏収納はもっと広くすべきだった
  • 小屋裏収納ではなく2階の屋根裏収納でもよかった(固定資産税が安くなる)
  • 人感照明は便利だけど、玄関は常時点灯も必要
  • コンセントはもっと付けておくべきだった

まず最初に気が付いたのは窓です。

窓が多ければよいってものではない事が気が付いたんです。

夏に窓全開にすれば30分位で空気が入れ替わるのですが、窓の数が多いと開けるだけで2~3分かかります。これが結構な手間だったりするのです。

あと、掃き出し窓は窓を閉めていても細かな砂が入ってくる。気密性が低いのが体感で判ってしまいました。

窓の位置も重要で、窓の数を少なくして窓面積が狭くても工夫次第で明るい家にすることは可能だと思ったのです。

とにかく窓は失敗でした。配置を見直して、APW330にすべきだったんです!

外観やプリント合板がカッコ悪いという不満はあくまで私達の予算の兼ね合いなだけなので原因は私達にありますけどね。

我が家は施主の希望を強く反映した家で本当に自由設計だと思っていますが、その反面で素人的な安易な設計も目立ってしまったかなと・・・。

自由設計の失敗を防ぐには、始めに自分達はこんな家を建てたいというしっかりしたイメージを施工会社(営業や建築士)に伝えて、設計をプロにリードしてもらう事をおススメします!

  • 明るい家にしたい(冷暖房効率が多少下がっても良い)
  • 冬は暖かく、夏は涼しい家にしたい
  • お洒落を優先した家にしたい
  • ZEH仕様の家にしたい
  • 予算を明確に伝える

上記のような家の根幹の仕様を決めておく方が、施工会社は家の方向性を決める事が出来てアドバイスをしやすくなります。逆にあれもこれもとコンセプトがぶれる様な依頼方法をすると家自体もなんだかよく判らないものが出来上がります。

私達はここが失敗ポイントでした。もっと明確に家のコンセプトを施工会社に伝えられたらきっと不満要素が減っていたと思います。

失敗しない家作りは施工会社選びで8割は決まる

家作りを行う上で実際に家を建ててもらう建築会社を選定するのはとても重要なタスクです。どうやって選べばよいかを購入者は頭を悩ませることになります。

私達はローコストながらも自由設計が可能なアコルデさんに依頼しましたが、どの建築会社が良いかを経験を元に考えてみました。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは全国規模で展開しているので膨大なデータからユーザーが選びやすい間取り、営業ノウハウを共有できるので沢山の決定事項をパターン化して提案しやすいはずです。

耐震・制震など基本的な家の構造はハウスメーカーのその分野のプロが研究・開発することで理論上は性能が高い家になります。

安定した注文住宅を提供することができるので設計段階での間取りの失敗は少ないと思います。

またMHは建物価格が高いという固定概念がどうしてもできてしまうのですが、最近では決まった間取りの組み合わせで作る規定住宅の販売にも力を入れていて、意外と低価格で家を建てられる場合もあります。

ただし、全国展開している分、多額な宣伝費用が必要な上に住宅展示場での維持費など、ランニング費用が掛かっている為に建物の価格に上乗せされてしまうのと、実際に家を建てるのは下請けの大工さんなので、必ずしも高い施工品質であるとは限らないというデメリットもあります。

我が家は低予算で建物を建てる必要があったのと、相太はバイクを玄関に入れられるようにしたかったので規定住宅の枠に収まる事は難しい為諦めたのでした。

工務店

工務店はハウスメーカーに比べて会社規模が小さいのでその分ランニング費用を抑えられます。そのため同仕様の家を建てた場合、建築費用が大手HMより300~600万程度安くなります。

ただ、施工実績や会社の評判が判りにくいので工務店選びはとても難しいと思います。

また工務店は年間着工件数が少ないので過去実績をデータ管理し、統計を生かした家づくりはハウスメーカーに劣ると思います。

ただし、ハウスメーカーと異なるのが得意とするジャンルの家の販売に集中できることと、規模が小さいので大工さんや現場監督の方の異動が少ないので、口コミなどで評判が良いと、その評判の元となったスタッフがそのまま自分の家作りを行ってくれるという大きなメリットがあります。

私達が建築を依頼したアコルデさんも事前に複数のブログで評判が良く、対応するスタッフの様子がブログを通して確認できたのがとても良かったですね。

私達は土地の価値を優先した家作りでその分建物価格を抑える必要があった為、HMは選ばず、建物の仕様が建売より高品質でも建物価格が安いアコルデさんに依頼して正解でした。

というか今の土地で予算内で納得できる家を建てられるのはアコルデさんしかなかったんじゃないかな・・・。

もう少し建物に予算を回せたら、2000万円位で自分が求める高気密高断熱仕様の家を作れたかもしれません。

建物費用にある程度予算を回せる人なら、私達が何度も紹介している「アイ創建」さんもお勧めです。

アイ創建さんは自然派素材を使用した施主目線の家作りをメインに行っていて、他の工務店に比べて「ニッチ化戦略」がうまく機能して売り上げを伸ばしています。

家の仕様に関しても強固な基礎や品質の良いヒノキを使用したり、制震ダンパーを採用するなどハイスペックです。

売り上げを伸ばすもう一つの理由は「ユーザーファースト」が根本にあり、他の工務店に比べてユーザに対するサービス品質が高く、打ち合わせなどの対応時間が長いので施主の要望を拾いやすく、初期段階でのプランニングは他社の数段上の品質なんです。

彼らの徹底した対応サービスを体験すると、他社との違いに驚くと思いますよ。

予算があり大手HMに頼むくらいなら私はアイ創建さんに依頼します。同じ金額でHMよりハイスペックな建物で品質の高いサービスを受ける事ができます。

私達はどちらかというとHMで建設するのは否定的ですね。

設計事務所

家を建てるのに設計事務所に依頼するなんて最初はありえないと思っていました。

施工は工務店が行い、設計に関しては設計事務所が行う為、工務店への施工費に加えて設計事務所に「設計監理料」となるものを数百万円も払う必要がある為です。

土地が高く建物の予算に限りがある私達では到底選択できるはずはなかったですね・・・。

ただ、自分の家を建てた後に思ったのは、設計事務所に依頼することで我が家の不満点のほとんどを解決できたんじゃないかという事です。

工務店は設計から施工までトータルで管理が必要なので要員が分散する為か、一つ一つのタスクの品質管理は多少落ちる部分があります。

設計事務所は「設計」「管理」のみに専念できるため、ユーザの希望の沿った家になりやすいのと、施工する工務店の建築する様子を管理する為、施工ミスが発生しにくいです。

設計事務所に依頼すると奇抜で住み心地を考慮しないデザイン重視な家になるんじゃないかと思いがちですが、施主である私達が明確に要望を伝えれば使い勝手がよくて住みやすい家が完成すると思うんです。

たとえば相太が望むのは「冬は暖かく、夏は涼しい家にしたい」「リビングが明るい家にしたい」なのですが、これを解決するのは建材を良い物を使用する以外にも解決方法は沢山あるんです。

南側は大きな窓を配置し、北側などは極力窓を減らす。南側の窓の上に庇ができるようにバルコニーを設置するなどするだけで夏の部屋の温度上昇はかなり防げます。

窓も引違窓を多用するのではなく、滑り出し窓を多用して気密性を確保しつつ採光を考慮した最低限の窓配置を行う事で窓が少なくなり、断熱性能は向上します。

一般的な発泡ウレタン系断熱材を使用し、窓はAPW330にして、必要最低限の窓でシンプルな家作りをお願いすれば、プロである設計事務所がその要望に沿ったお洒落で使い勝手の良い間取りを考えてくれるに違いありません。

意外と設計事務所も選択肢に入れても良いかもしれませんね。

結局のところ私なら工務店か設計事務所に依頼するのが良いかなと思います。施工会社の良し悪しは判りにくいのですが、やはりインターネットの口コミは正直かなりあてになるのは確かですね。

ただし、勘違いしやすい所もあるので言っておきますが・・・。

ローコストで家を建てた私から一つ言えるのは、コストによって施工会社に差が出るのは当たり前です!

ローコストで家を建てたいのであれば購入者である施主が行動し、意見を明確に伝え、確認も自分達でできる限り行うというスタンスでいないと失敗します。

施工会社から提案してもらいたい人達はMHや高価格帯の工務店、設計事務所に依頼することをお勧めします!

失敗しない間取りの基本は建売から学べ!

建売の間取りや窓の配置は誰にでも使いやすく、効率のよいものが多いと思うんです!

家を建てた後に気が付いたのは、建売の間取りは本当に上手くまとまっているという事。

注文住宅で施主の意向が入るとどこかで無理が出てくるのですが、建売は土地の形状に合わせて日当り・住み心地を考慮して建築士が最大限無駄の無い間取りを作り上げていることが多いです。

(ただし、吹き抜けや出窓、床暖房など流行の設備や間取りを取り入れる事が多いのも理解しておく必要があります)

今でも建売の間取りなどをよく見ますが、プロの作成した間取りに感心させられますね~。

例えばこの間取りは廊下を極力無くした間取りの為無駄が無いです。パズルのような綺麗な間取り。一つツッコミを入れるとしたら、寝室は7畳もいらないかなぁ。5畳にしてもう一つ小部屋を設けても良いかも。生活してみて判るのですが、寝るだけの部屋に7畳はいらないですよ。

最近の建売では30坪前後で駐車場スペースを確保しつつ、建ぺい率一杯の建物を建てているのが多いです。限られた建物スペースで最大限有効利用する建売の間取りは凄いです!

注文住宅はぶっつけ本番だから失敗して当たり前なのをよく認識する事

最後に言っておきますが、注文住宅を初めて建てた人達は大小問わなければ必ずと言っていいほど失敗した個所があります!

それをいかに少なくするかは、自分で1年以上は勉強するか、サービスの良い建築会社を探すかですね。必ずしもお金ではないのですが、やはり建築費用がある程度余裕があるほうが失敗しない家作りになると思います。

あと、失敗しやすいのは施工会社に任せっきりの人です。

なんでも「お任せしますよ~」とかで依頼する性格なのであれば建売を購入したほうが良いです。注文住宅なんて買うもんじゃないですよ。

こんな感じで自分が思う失敗しない方法を考えてみたのでした。

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