相鉄線は先日に相鉄・JR直通線用の新型車両「12000系」を発表しました。
そこで感じた正直な印象というと・・・・。
「20000系」と物凄く似ていて見分けがつかない!!!
ということ(笑)
印象的なヨコハマ・ネイビーブルーのカラーと能面をモチーフとした前面のデザインは、パッと見だとどっちが20000系で、12000系なのか判らなそうです。
ただ、冷静に考えると凄く簡単な見分け方があることが判りました。
一発で判る新型車両「20000系」と「12000系」の見分け方
カラーもデザインも似ている二つの車両の見分け方はたいして難しい事ではないのですが、一番判り易い部分はというと・・・・。
顔が割れているのが20000系!割れてないのが12000系!
鉄道に詳しい人からすれば地下鉄は非常時に旅客をトンネル内で下せるように前面貫通路を持つ必要があるので東急目黒線と直通する車両である20000系の顔にラインが入るのは当たり前じゃん??って思われるかもしれませんが、普通の人はそこまで気にしていないと思います。(汗)
正面画像で比較すると、顔が結構異なりますね(汗)
離れ目なのが20000系!寄り目が12000系!
20000系は前面貫通路を避ける為にライトの位置を車両の端にしているのに対し、12000系はセンター側にライトを配置しています。
12000系のほうがデザイナーが本来求めていた車両デザインに近いんだろうなと想像しちゃいます。
ちなみに相鉄新型車両の2両に共通しているフロントのエアインテーク(外気取り入れ口)を想像させるグリルはダミーなのですが、こちらの形状も見分けられる部分かと思います。
20000系は楕円形のようなグリル形状で、12000系は台形のグリル形状になっています。
あとは
車両側面から見た20000系と12000系の見分け方
これは正直難しいですね。12000系はまだイメージ画像しか公開されていないのですが、正直わからなそうな気がしてます。
1両目のみの比較でいえばシート背面の窓が20000系は2枚並べたものですが、12000系は1枚だったり3枚並べたものだったり、不均等ですね。降車扉も12000系は位置が不均等だと思われます。
ただ、実物を見たらほとんど判らないでしょうね。側面の車両番号で判断するしかなさそうな気がしました。
ちなみに現時点で実際に相鉄線を利用していると、同じヨコハマ・ネイビーブルーのカラーでも9000系と20000系では車両番号を見なくても色で判別がつきます。
9000系のネイビーブルーは濃い青という印象ですが、20000系は塗料にパール顔料を配合しているので多重層反射の効果によって表面が煌びやかなんですよね。
12000系も20000系同様のパール顔料を使用するのであれば個別ドアスイッチも両車両に付くので、車両別に特徴的な部分がなくなりそうで見分けるのは大変だと思います(笑)
ヨコハマ・ネイビーブルーの色を採用できたのは、相鉄線が今まで迷走していたおかげ?
都心乗り入れ用の新車両である20000系と12000系は、他社の新型車両である東京急行電鉄の「2020系」や京王電鉄「5000系」に比べても注目度が高いと思います。
車両性能、デザインも注目の一つですが、その中でも一番の理由はヨコハマ・ネイビーブルーという濃い青を採用している事ではないかなと。
相鉄線の車両って今までイメージカラーが定着していなく、車両の色も沢山変化してきました。
今は無き相鉄6000系電車(Wikipediaより画像借用)
9000系は色が3種類の時もありました(Wikipediaより画像借用)
今までカラーが定着していなかったからこそ、相鉄線が立ち上げた「デザインブランドアッププロジェクト」でアートディレクターなどを採用した結果、思い切ったイメージ戦略を取れたんじゃないかなぁ。
ヨコハマ・ネイビーブルーという濃い青は私の勝手な想像では都心へ直通した際に他の車両と被らない目立った色となることを意識したのではないかなと思っています。
ステンレスの銀色の車体にラインを入れたカラーを採用する車両が多い中、濃い青、黒っぽい車両がホームに入ってくれば自然と目に留まり、なんだこの電車?って思うんじゃないかな。
今後12000系が2020年3月のJR直通の開通に合わせて6編成が導入される予定です。
12000系がJRの線路を走り、相鉄線を利用したことのない多くの人が物珍しそうにネイビーブルーの車両を見る姿が今からでも目に浮かび、非常に楽しみです!