最近涼しかったのですが、また猛暑が復活しちゃいましたね・・・。
でも私は2階の気温がどのように上昇していくか測定しようと前から考えまして、出来るだけ気温が高くて日差しが強い日がまた来ないかな~とこっそり期待?していたら天気予報で最高気温35℃だったので絶好の測定日和!
さっそく南側に掃き出し窓がある寝室と子供部屋で実験してみたのですが、そこで私的には目から鱗な、ある事実が判明しました。
シャッターで日除けしたら暑さ対策に逆効果だった!
私は昔からアルミのシャッターを閉めて、カーテンを閉めておくことで太陽の光を遮れるので部屋の温度上昇を抑えられるものだと思っていました。
その為実験として子供部屋はレースカーテンのみで後はシャッターも閉めず、カーテンも開けた明るい部屋の状態。ようするに温度が上昇しやすい部屋にしたつもりです。
そして寝室はシャッターを閉めてレースカーテンも通常のカーテンも閉めた真っ暗な部屋にしておきました。
写真では判りやすくするためにカーテンを開けて撮影しましたが、寝室はシャッター閉めて、このあとちゃんとカーテンも閉めておきました。部屋はほぼ真っ暗です。
朝10:30の時点で気温は33℃、日差しも強かった日です。何もしていない子供部屋の窓の表面温度は43.6℃。
うわっ!めっちゃ温度が高い!!
アルミシャッターを閉めている窓のシャッター部分の表面温度はなんと55.2℃。
何もしていない窓より11.6℃も高いんです!
閉めていたシャッターを開けてすぐに窓の表面温度を計ってみると、49.9℃。
何もしていない窓より表面温度は6.3℃も高くなっています
今回の測定結果は正直驚きました。
室内温度の上昇を避ける為にシャッターを閉じていたのですが、アルミシャッターをしたことでシャッターが太陽光で熱しられて高温となり、その熱がガラスに伝わって一緒に高温になっていたのです。まさか何もしていない窓が日光から直接受ける輻射熱で温められる状態より熱くなっているとは・・・。
冷静に考えればガラスの伝導率は1.00W/m・Kではアルミは211W/m・Kなのでアルミの方が熱伝導率が圧倒的に高く、高温となったシャッターからの伝導熱によって温度が高くなるのは判る気がするのですが、直射日光を防ぐ=室内温度が低くなると勝手に勘違いしていたんです。
雨戸やシャッターは開けておく方が真夏の暑さ対策になります!
昔のように単層サッシでアルミ製以外の雨戸では閉めたほうが暑さ対策になる可能性もありますが、遮熱性能が優れている最近のlow-e
ネットなどでは夏はシャッターを下ろす方が暑さ対策になるみたいな記載が多くあったので私もシャッター下す方が良いと思って今までは普段使わない部屋はシャッターを下ろしていたのですが、これからは考え方を改めようと思います。
※実は翌日も猛暑で部屋の温度を測定したのですが、それからもう一つ判ったことがありまして、実はシャッターを閉めることも暑さ対策につながる可能性が出てきました。輻射熱というものがどういったものだったのか改めてわかった気がした結果だったのです。次回そのことを掲載したら今回の内容も少し修正するかと思います。