前回はベースコンクリートが終わっていたので、数日してまた基礎の状態を見に行ってきました~!お、遠くからも判る白いコンクリート!綺麗です!
型枠も取れて入れる状態だったので鉄子と相太はさっそく玄関から基礎の状態を確認する事とにしました~。
(基礎の確認というより家のサイズがよく判るのではしゃいでいただけかも?)
寸法確認をしてみた
ひとまず基礎伏図を見ながらスケールにて基礎巾の確認です。アコルデ標準のは基礎巾は150mmなのでそれを確かめてみることに。
基礎伏図では基礎巾150になっていますね。
うんうん。150mmである!何か所か図っても150mmですね。外周周辺を図って玄関側に移動して図ってみると・・・。
んん?
んんん~???
140mm???あれ??
どういうこと???
今度は135mm???あれ~???
まぁ、建築基準法では120mm以上の厚さであれば良いとされています。
他にも見つけたのが玄関ポーチの階段部分。
階段の端部分は290mmで・・・。
反対側の端は300mmです。おやおや~????
うむ、謎です。でも、施工ミスであれば大体は寸法が中途半端に誤差があったりするのですが、きりの良い数値で施工されている。これは寸法を測って施工していると想像が付きます。
ホールダウンアンカーもなんか長さが違うようです。ここは約580mm。
なんかアンカーの写真は背景にピントが合ってボケボケです。こっちのアンカーは約550mm。
下記のブログではアンカーボルトについての検討が紹介されていました。使用するアンカーによって埋め込み長さが異なるようです。気になる方は参考になるかもしれません。
他の土台用アンカーも出巾が微妙に違います。基礎伏図では120mmになっていているのですが、プラマイ5mm程度出幅が違うんですよね。
そして、一番あれっと思ったのが・・・・。
この基礎、図面にないんですけど~汗
赤い線の部分は事前にお送り頂いていた基礎伏図にありませんでした。
ちょっと不安になってきた・・・。
現場監督さんに確認してみた
現地で確認したことを現場監督のS木さんに電話で問い合わせしてみました。
確認したことは下記の4点。
- アンカーボルトが少し曲がっている。
- 基礎巾が図面と異なっている。
- 玄関前の階段部分の幅が異なっている。
- 基礎伏図にない基礎が増えていた。
- アンカーの長さが異なっている。
ただ、電話した時には寸法がいくつ違っていたか等は言いませんでした。こちらから細かい情報を伝えなくても明確な返答がもらえる場合は施工時の想定内の範囲だと思ったからです。
相太「この間現場に行って基礎を見てきたんですけど、なんか基礎巾が150mmでない所があるようなんですが・・・。」
S木さん「あー!玄関付近ですよね、そうなんですよ。場所によっては150mm以下で施工する箇所がありまして、150mmなくても強度などは影響ないんですよ~」
相太「あー、そうだったんですね~!では玄関ポーチの階段の幅が異なるのは大丈夫ですか?」
S木さん「はい!タイル貼るときに細かい部分を合わせていくので問題ないですよ!」
相太「あと、なんか基礎伏図にない部分の基礎が増えてるんですけど・・・。」
S木さん「設計側で最終的に追加した個所です。もしかしたら古い図面送付しているかもしれないので〇〇に確認させて最新版をお送りするように言っておきます!」
相太「なるほど。私としては図面にあるけど施工されてないという不足部分ではないので想定外の強度不足は発生しない認識なので大きな事柄ではないと捉えました。」
相太「他にも、アンカーボルトの長さが異なるみたいなんですよ・・・。」
S木さん「実はアンカーは出ている長さより、基礎に入っている長さが重要です。今回は〇〇mmのボルトを〇〇mm以上埋め込んでいるので問題ないですよ!」
相太「なるほど!ではアンカーボルトって少し曲がって施工しても大丈夫なんですか?見た目ちょっと曲がってる気もします。」
S木さん「その部分も問題ない範囲で施工していますよ!」
※上記のやり取りは記憶で書いているので一部異なってるかもしれません汗
この電話をしたところで・・・・。
この現場監督さんなら良い家を建てられるかもしれない。
と直感した時でした。
この話はS木さんの携帯に電話して、一度確認したわけではなくすぐに返答してもらった内容でした。それがよかった!
電話で基礎巾の部分をすぐ答えられるのは事前に実際の施工の様子が頭に入っている事(おそらく現地を見ている)と、施主側が気にしている事をすぐに認識して質問の内容にプラスして返答されていたのが判ったからです。
また、ちょっと問題がある場合は大体は口頭説明に違和感があるんです。返答する時に発言がどもったり声が小さくなったり。その辺りがなく、はっきり答えて頂いたのが好印象!
S木さんは細かい部分の説明は電話ではお話されませんでした。何故なら私は仕事中の合間に電話かけたので時間があまりなかったのと、基礎の知識が当時は私になかったので、専門用語を使っての説明をしても混乱させる可能性があると思って頂いたのかもしれません。おそらく私から詳細な説明を求めたら答えて頂いたと思います。その辺は施主に合わせて返答を選んでもらっている印象でした。
なぜS木さんがトゥルーライフの社長&現場監督の役職になられるお方なのかはちょっと話した雰囲気でも判った気がします。
図面と違う部分に関しての解釈について
実はワタクシ、仕事は名目上システムエンジニアですが、実際やっていた仕事は業務用サーバー関連の設置工事で現場代理人を10年以上やってました汗
私自身は作業は素人レベルですが、ラックを設置するところから、サーバーの設置、配線、電源関係の工事の監督業務をしていました。その為工事関係の職人さんと触れ合う機会が多く、工事関連の現状というか、デスクワークでは判らない職人系の文化に少し触れてきていたのです。
工事関係って、図面にはない現場調整がかなりあります。その為設計図面にはすべて記載できないというのは実体験で判っていました。細かくすべてを図面記載すると、融通が利かなくて施工側としては手間と時間がかかり、やりずらいんですよね。
今回の基礎伏図にない基礎があったり、基礎巾が異なる部分は正直施工側が施主への伝達不足とは思います。そこは事前に説明頂くなど今後改善して頂いた方が良いかな・・・。
施主側としては頂いた資料を元に確認するしかないので、資料と異なると不安になります。
ただ、私としては不明部分を質問し、問題ないとお答えして頂いているので特にこれ以上の質問はしませんでした。もしこれで本当に問題あれば返答をした施工側の責任になりますから・・・。
施工側は毎日家を建てているプロです。私はちょっとインターネットで調べた程度の知識しかありません。素人がこれが駄目、こうしないといけないはず!と決めつけて指摘しても実は詳しく話を聞くと問題なかったということも沢山あると思っています。
私としては経験上、施工側との信頼関係が崩れるのは品質に影響もあると思っていて、手抜きや施工ミスが続いていないかぎりはまずは基本は施工側の対応にお任せします。ただし、気が付いた部分は自分でも調べ、写真などで証拠として記録は残すようにしていました。
気になる方は不明点を質問されるのが良いかと思います~。判らないので教えてください!というスタンスであれば施工側も施主側もお互い確認しやすいのではないでしょうか??
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